メンタルと姿勢
自信を持って「自分はメンタルが強い」といえますか?
過去の自分は全く言えませんでした。
バスケにおいて様々な挫折を味わっており、正直言うとバスケが嫌いになる時期もありました。
「試合前に緊張してガチガチになってしまう」
「試合中もミスを連発してしまう」
「試合でシュートが入らない」
こんな悩みを抱えている人はいると思います。
そして、その原因は‥
「自分のメンタルの弱さだ…」
そう思ったことないですか?
しかし
この「メンタル」どうやってコントロールすればいいのでしょうか?
メンタルは心の状態とも表わせますが、「心」なんて目に見えません。
結局はうやむやなまま、日々練習に取り組むしかない…そんな人も多いと思います。
しかし
「メンタルの本質」をつかめば、みなさんが抱えている問題をクリアにする貴重な情報となるはずです。
メンタルの本質と言われてもなかなかわかりにくいと思います。
少し言葉を変えて「メンタルの状態を僕たちはどうやって認識しているのか?」
わかると本質を掴むことができます。
多くの人は脳でメンタルの状態を認識していると思っているのではないでしょうか。
脳を使ったイメージでメンタルを安定させたり、強くしたりできると思っていると思いますが‥
実はそれでは不十分です。
なぜ不十分なのか?
それは、脳が一体「何の状態」を捉えて、メンタル状態を認識しているのか?が抜けているからです。
目に見えないメンタルを脳が捉えるのは難しい…
では「何の状態」を認識してメンタル状態を捉えているのか?
それは「体の状態」です
「え、体と心は別物じゃないの?」と思った方がいるかもしれません
しかし
武術の世界では心身一如という言葉があり、心と体は一つという考え方があります。
実際、よく考えてみると「確かに…」と思えることがたくさん出てきます。
自分たちの体の状態を脳で捉えることで、今自分がどんなメンタル状態なのかを認識している。
この考えのもと、苦しい、辛い、嫌だ、楽しい、嬉しい、様々なメンタル状態があるわけですが、それらを感じたとき僕たちの体はどんな状態になっているか?
まず
体をすごい落ち込んでいるときの状態にしてみてください。
下を向いたり、肩を落としたり、すごい猫背になったり…
そうすると落ち込んでいるような状態になりますよね。
その状態で
「私は今、楽しいです!」
と言ってみてください。
どうですか?
楽しい気分になれますか?
もし‥
わかりにくい人は鏡の前で自分を観ながらやってもいいですし、誰かに見てもらってもいいでしょう。
おそらく全く楽しそうには見えません。
では逆に体をすごい楽しいときの状態にしてみてください。
体はピンと起き上がり、顔も前を向き笑顔で
手も上げてしまうかもしれませんね。
そんな状態で
「私は今、悲しいです…」
と言ってみてください。
どうですか?
悲しい気分になれますか?
もしくは悲しそうに見えますか?
これも全く悲しそうには見えなくなります。
では今度は体の状態を楽しい状態にして
「私は今、楽しいです!」
と言ってみましょう。
今度はなんか楽しい気分になってきますよね。
つまり、いくら脳で「楽しい!」「悲しい…」と思っていても体の状態がその状態でなければその感情状態にはならないということがわかります。
このことから自分たちの体の状態を脳で捉えることで今自分がどんなメンタル状態なのかを認識しているということがわかります。
自分たちが仮に悲しいことが起こったとしたら先に体が悲しい状態なって、それを脳が
「あ、今自分は悲しいと感じている」と筋肉状態や骨格の状態などを捉えることで「悲しい」という感情を認識することができています。
ということはメンタルが弱い人というのは
なにか自分に辛いと思うことが起こったとき
ずっと体が「辛い体の状態」になっているからそれを脳もずっと捉え続けるのでずっと辛いままなんです。
逆に言えば‥
なにか辛いことが起こって体が反応したとしてもすぐに体の状態を良い状態に戻すことができればメンタル状態も戻るということです。
ただ‥
体を良い状態に戻すといっても自分にとって良い状態を知らない人がほとんどだと思います。
メンタルは目に見えないのでなかなかコントロールすることは難しい…と思われていた方も多いと思いますが‥
「体」という目に見えるものからコントロールすることができると知り、姿勢など実践していくとメンタルもどんどん安定してくるのでぜひ実践してみてください。
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